無垢の檜材でささらまわり階段を手作り
オール無垢の檜材でささらまわり階段をつくりました。のみやかんなを使った手作業になります。
1.ささら桁部分の加工
のみやかんなを使って手作業で刻んでいきます。熟練した匠の技が光ります。
2.踏み板の加工
かんなで最後は仕上げていきます。 踊り場3枚・踏み板13枚を使用します。こちらも手作業でおこないます。
3.元の状態
玄関ホールは高目です。
4.レベル出し
段の高さ・位置を決めます。
5.寸法墨だし
レベルで出した位置を元に決めていきます。
6.造作途中
1段目・2段目と進みました。階段の形が見えてきましたね。
7.手すり取り付け
勾配のある所の手すりは、棒の先が斜めになるので手間がかかります。
8.梁の取り付け
3段目の荷を受ける大事な受け梁の取り付けです。そして壁にある板がささら側板です。ピタリと収まるように納得できる仕事と頑張りました。
9.踊り場設置前
見えない所に加工が施しています。
10.踊り場設置後
3枚の板を貼り付けて1枚の板にしてあります。
完成
オール無垢の檜材でささらまわり階段をつくりました。平屋建てを2階建てにリフォームされた物件ですが、後付けの階段の為2人で加工から取り付けまでおよそ18日作業にかかりました。
手すりを設置したことで安全性が確保されました。接合部分のむつかしさもあり高さの配分など色々苦労もありましたが、完成出来よかったです。
無垢の床材は、冷たくなく、素足でも気持ちいい肌触りです。職人の心を込めた仕事をご覧ください。
上り始め
緩やかな段差から入ります。玄関正面no.1
玄関正面からです。手すりも踏み板もすべて檜の無垢材を使用しています。玄関正面no.2
玄関正面、少し左からの姿です。無垢材独特の柔らかな印象です。階段の下が空いていますので、デッドスペースを有効活用できます。2階から見下ろした感じ
踏み板には滑り止めをつけました。手すりも丁寧な仕事でしっかりと取り付けられていますので、安全です。
優しい雰囲気が持ち味の素敵な階段が完成しました!